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来島海峡海上交通センター見学

1月20日(月)に来島海峡航路の航行管制システムや瀬戸内海西部における航行支援業務を知ることを目的として、来島海峡交通センターの見学を実施しました。
見学の様子を紹介します。

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○来島海峡交通センターの概要説明
職員(海上保安官)から来島海峡交通センターが行っている業務についての講義がありました。
モニターに映し出された資料と配付されたパンフレットを使って、とても分かりやすく説明していただきました。

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その後、3班に分かれて各業務内容について詳しく説明していただきました。

〇情報提供業務(インターネットサービス)
他船の動静、操業漁船、気象海象、工事作業の状況の情報など、来島海峡を航行する船舶にVHF無線や電話で通知するほか、来島海峡航路の安全航行に関する各種情報をホームページで公開する業務について話を伺いました。

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その後、展望フロアに行き潮流の向きや速さ、今後の潮流の傾向など表す潮流信号の電光表示盤を見ました。
間近に見る電光表示盤は非常に大きく船から見た時との違いに学生は驚いていました。

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船から見た時の潮流信号の電光表示盤の写真です。

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○見学ホールでの業務内容の説明
見学ホールにパソコンとモニターを設置し、来島海峡を航行している船舶をレーダ画面に表示し、海峡内の危険なポイントに接近する船舶を早期に発見するための方法について説明を受けました。
約2,000トンの外航船舶が、強い潮流によって操船することが困難となり、航路内で一回転したときの映像を見ることができました。船舶を操船するにあたって潮流などの知識が必要だと改めて感じました。
また、担当の方から「位置通報ラインはどこか」と尋ねられ、海図上の通報ラインの場所を指していた姿を見て9ヶ月間の練習船での航海実習が活かされていると感じました。

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○管理官の業務内容見学

レーダやカメラを使って、船舶の通航状況を監視するとともに、巨大船や危険物搭載船等が同時に入航しないようにVHF無線電話等の無線通信を使って連絡を取り合い、入航時刻の調整を行っています。
また、AIS(船舶自動識別装置)についても話を伺いました。
AISとは、船名や行き先など船舶の航海に関する情報を、船舶間で自動的に送信を行い航海の安全性を高めるシステムです。
ここでは、浅瀬に向かって航行する船舶への注意喚起、航行制限状況、気象状況などの情報をAISメッセージで通知する業務を行っています。

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最後に来島海峡交通センターの見学を終えた学生の感想を紹介します。

「今回、来島海峡交通センターの業務内容について詳しく知ることができました。来島海峡交通センターでは、来島海峡を航行する船舶が安全に航行できるようにレーダなどを使って監視し、海峡内の危険なポイントや他船の運航情報を無線により通知し海難の防止に努めています。
海難の発生件数は年々少なくなってきており、これは法律の改正や来島海峡交通センターができたことにより少なくなっていることが分かりました。
来島海峡は潮流が速く、順中逆西という特殊な航法が決められており、その航法を守らなければ浅瀬に乗揚げたり他船と衝突する危険性があります。事故を防ぐために24時間体制で来島海峡交通センターの方が監視していると知りました。
練習船に乗船している時に、来島海峡交通センターに連絡する機会があり、VHFを使っての交信や初対面の人と会話するという事でとても緊張しましたが、今回の見学をとおして担当していただいた方々の顔を思い出すことができるので、次からはリラックスして通報できると思います。また、通報する重要性も理解できたので、自信を持って確実に通報したいと思います。
私が就職する会社の船舶は瀬戸内海を頻繁に航行するので、安全運航に努めていきたいです。」

半日という短い時間ではありましたが、学生はとても貴重な経験ができたと思います。
今後、来島海峡を航行する際は、今回の来島海峡交通センターの業務内容を思い出して安全運航に役立ててもらいたいと思います。

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Author:namikata_hashi

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